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映画「グリーンブック」の感想と解説!数年に一度の稀に見る名作だった件!

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こんにちは、映画ソムリエの明日からやるのすけです。

この記事では、映画「グリーンブック」の感想と解説をしていきます。

 

この映画、今後語り継がれていく名作の1つになると思うぜ・・

 

※本記事の後半でネタバレに関する内容もお話ししますので、まだ見ていない方はご注意ください。

「グリーンブック」の作品情報、あらすじ

あらすじ

ナイトクラブのセキュリティとして働くトニー・バレロンガ。彼は二人の子供と妻を養っており、毎日カツカツの生活を続けていた。

そんな彼にある仕事の依頼が舞い込む。その仕事の内容とはある医者の送迎の仕事であった。その面接に向かうと、出てきたのは医師ではなく黒人のピアニストであった。

黒人のピアニストの名前はドン・シャーリー。ドンは黒人の差別の激しい地区でツアーをすることが決定していた。そこでトニーは彼のセキュリティ兼ドライバーとして働くこととなる。しかし、トニー自体も黒人に対して差別意識を持っており、二人は険悪なムードの状態でツアーを始めることとなった。ツアー中の様々な出来事を通して二人は打ち解けあっていくのであった。

作品情報

監督 ピーター・ファレリー

キャスト ヴィゴ・モーテンセン、マハーシャラ・アリ

製作国 アメリカ

今作のピーター・ファレリー監督はラブコメを得意とした監督なので、グリーンブックのようながっつり真面目なヒューマンドラマなんて作って大丈夫なんだろうか?と思っていたんですが、見てみたら普通に面白くてびっくりしました。

映画の内容とはあまり関係はないけど、マハーシャラ・アリは同時公開中の「アリータ」「スパイダーマン・バース」にも携わってて、過労死しない?と無駄に心配してしまいました。

まあもちろん公開日と撮影日はもちろんずらしてあるとは思うけど、さすがに頑張りすぎじゃ?と思ってみたり。

頑張りすぎて1作1作の演技おろそかにならないかな?って思ったけど、めっちゃ演技上手くて笑でした。

用心棒役のヴィゴは「ロードオブザ・リング」に出演してるんですね。僕は2000本以上映画を見てきましたが、ロードオブザリングはまだ見たことないんですよ・・・

だからヴィゴに関しては今回特にコメントはなしです。

ネタバレなし感想!

「グリーンブック」はおそらく、今後「ショーシャンクの空に」並みの名作として語り継がれていくと思います。

本当に出来が良すぎる映画。

非の打ち所がないです!!

平成最後にすごい映画を作ってくれましたよ。本当に。

グリーンブックは差別がテーマなんで「それでも夜は明ける」みたいな暗い映画をイメージしていたんですが、全く真反対です!

グリーンブックは明るい差別!!

いや、明るい差別とか言うと語弊が生まれるかもしれませんが、差別描写はきちんと描かれていますよ。残酷だし、こんな歴史があったことが許せない気持ちになります。

ただ、監督がコメディを得意とした人のせいか、コメディをちょいちょい挟んでくるんですよ。本来、笑っちゃいけないようなシーンでクスッときちゃう。

落ち込んでる時に「そんな辛い顔してんじゃねーよ!」って後ろから背中叩かれたような気持ち。分かりづらい?笑

コメディ要素のおかげでメンタル的にもしんどいシーンは全くないので、精神的にきついのが苦手な人でも見れる映画です!

構成に関しても「起承転結」がめっちゃしっかりしてます。もはや基礎中の基礎みたいな展開。映画製作の教科書の1ページ目に乗っているであろう展開なんだけど、それが逆に良い!

伏線回収もお見事すぎてあっぱれです!

そもそもこの映画、黒人が一方的に差別される感じではないんですよね。

普通の人種差別映画と少しテイストが変わってて、黒人ピアニストのドンは差別されてないようでされている。

どっちやねん!って感じですよね。

まあ映画を見てもらえればわかるんですが、この変わった切り口が斬新で映画を面白くしている1つの要素なんじゃないかなーって思いますね。

最後はもちろん泣けるから、ぜひ見てみてください!

綺麗な涙流せますよ。

 

 

 

※以下ネタバレを含みます!スクロール注意※

 

 

 

 

 

 

 

 

ネタバレあり感想・解説!

正直、この映画に関しては非の打ち所がないです。ですから、解説する部分もないし、面白かったから批判する点もあまりないので、個人的にツボだったシーンを書き連ねていきたいと思います!

ケンタッキーフライドチキン

まずトニーがケンタッキー州の本場のケンタッキーフライドチキン見つけた時のテンションの上がりようが面白すぎました!笑

いや、どこで食っても同じでしょ!と突っ込みたくなりましたが、やっぱケンタッキー州で食べるってのが格別なんですかね?

そして、ドンがケンタッキーを食べたことがなくて不器用に食べる様も面白すぎましたね!

そして、最終的に骨は車の外に投げ捨てる!笑

ドンとトニーが心を開き合う最初のシーンですよね。

あのシーンは本当に素晴らしかったです。

ドンが実は同性愛者だった件

YMCAのプールってのはアメリカじゃ有名なハッ●●場らしいですね。

そこで警察に補導されていた全裸のドンの姿。あまり笑っちゃいけないシーンなんだと思うけど、思わず笑ってしまいました。だって、今までずっと気取ったスーツだったり村の王様みたいな服着てたドンですよ。あれはよくないギャップです。監督はおそらく、笑かしにきてますよ絶対に。

緊張と緩和ってやつです。

トニーの「タオルくらいかけてやれ!」がさらに笑いを助長させました。

ただ、天才ピアニストというキャラ付けとしては同性愛者は最高のオプションでしたね。

より天才感が出ましたね。

食事場に入れないドン

ツアー終盤の方の会場でドンのメンバーとトニー3人が食事をしていたところに、ドンが混じろうとすると、会場の支配人のような人に黒人は入れない。と言われるシーンです。

あのシーンはマジで泣きました。

結局、ドンは引き下がらずに食事場に入れてくれと言って戦うわけですが、最終的に裏でトニーと支配人の二人での話し合いとなる。支配人はトニーに金をチラつかせてドンを引き下がらせてくれと頼んだが、トニーはそれを断って支配人を壁に追い込むシーン。

そして、それを見るドン。

泣けるーーーーー。

トニーは家が貧乏でお金が必要というバックグラウンドと仕事は金で決めるというスタンスがあったのに、そのスタンスをぶち破って「差別が許せない!」というトニーの気持ちが勝った瞬間でしたよね。

トニーの成長。本当によかったです。

トニーとドン

出典:https://www.eiganohimitsu.com/6245.html出典:https://www.eiganohimitsu.com/6245.html

トニーとドンは二人の良い部分を吸収し合う関係だったと思いますね。

ドンは育ちが良すぎるせいか、ポップスという音楽や少しハメを外すことを知らなかった。

そして、トニーは育ちが悪いせいで、暴力ポイ捨て万引きを当たり前にしていた。

その欠点をお互いに補い合い。

結果、ドンはバーでポップスを弾いて自分の才能を新たに知る結果になったし、フライドチキンが大好きになった。

トニーは粗暴な行動を取らなくなった。ついでに文学の才能も開花した。

要するに、真反対の人間でもお互いを知ることで、自分の良い部分を発見したり相手の良いところを見つけれるってことですかね?

普段、あいつ苦手だなーって思う人でも実は仲良くして見ると良い人だったりするかもしれません。

ドンとトニーの関係はそういう日常生活における偏見に対しても訴えかけているのかもしれないと思いました。

やるぶろ評価

やるぶろ評価では

です!

満点です!

お気に入りの映画が1つ増えました。

皆さんも劇場に足を運んでみてください。