出典:https://www.youtube.com/watch?v=inAGM5yWiGY
目次
はじめに
たまたまHulu見てて、配信されていたので気になって観てみました!
率直に観た感想ですが・・
この映画、ウォーキング・デッドのニーガンの非公式スピンオフ作品だよなあ・・・
では、レビューしていきたいと思います!
映画情報、あらすじ
監督とプロデューサーが親子関係
この映画は「ゼロ・グラビティ」のアルフォンソ・キュアロンがプロデューサーを務めたみたいですね。
そして、驚いたことに、監督はアルフォンソ・キュアロンの息子のホナス・キュアロンが務めたようです。
親子で共同で作成した映画なんですって、天才映画監督の息子の今後の活躍にかなり期待しですね。
あらすじ
舞台はメキシコとアメリカの国境。
アメリカへの移住を目論むメキシコ人のグループがアメリカを目指す途中、乗っていた車が故障する。
その後、歩いてアメリカを目指すのだが、国境付近には不法入国する者を狩るアメリカ人がいた。
摂氏50度の熱い砂漠の中、そのアメリカ人から逃れることができるのか?
観た感想をざっと(ネタバレなし)
時間も1時間28分と短めの作品なのでサクッと観ることができました。
映画のテンポもかなり良くて、あっという間にラストというかんじでしたね。
むしろ序盤はテンポ良すぎくらいです。
このテンポの良さ、スピード感がこの映画の良いところだと思いますね。
一種のアトラクション的な映画ですね。
ちなみにこの作品は登場人物についての背景は基本的に述べません。
つまり、登場人物への感情移入は全くなく、ストーリーを楽しむことがないので、よりアトラクション感を助長された感じです。
逃げるメキシコ人と追う1人のアメリカ人の話なんですが、逃げるシーンは割と手に汗握りますよ。
命がけ鬼ごっこという言葉がぴったり。
フィールドは砂漠なのでサバイバル感があるかと思いきや、意外にサバイバル風味は少ない。
サバイバル物でよくある水がなくて死ぬといったシーンは皆無。
ただ追うアメリカ人と逃れるメキシコ人の絵面だけをとった作品。
もう少しサバイバル要素を入れてくれたらよかったかなーと思いましたね。
しかし、サバイバルシーンを盛り込むと、映画のリズムが崩れてしまい、この映画の醍醐味のスピード感が失われるような気がするので、サバイバル要素はなくて正解だったのかもと思ったり。
次に述べますが、ウォーキング・デッドを観ていた人は120%この映画を楽しむことができますよ。
ニーガンの非公式スピンオフ作品
僕はこの映画を観て第一に思ったことは、この映画、ウォーキング・デッドのニーガンのアナザーストーリーですやん!です。
※ウォーキング・デッドを見たことがない人はすっ飛ばしてください。
ウォーキング・デッドのニーガン演じるジェフリー・ディーン・モーガンが狩人のアメリカ人役として出演しています。
ジェフリーの演じるメキシコ人狩りのアメリカ人は、かなりイかれたキャラで罪のないメキシコ人を無差別に殺していきます。
理由などなく、ただ娯楽的な感覚で狩猟をしているかんじです。
まさに、サイコパス的な殺人鬼
どうでしょう?キャラ設定もニーガンですよね?
写真を見てもらえばわかると思いますが、リックの格好したニーガンにしか見えないですよね。
「ノーエスケープ 自由への国境」に出てくるアメリカ人って完全にウォーキングデッドのニーガンだよな#ノーエスケープ#ニーガン#ウォーキング・デッド pic.twitter.com/b3esUgu9ht
— やるのすけ@ブログ収益1000円越え! (@ashitakarayarun) 2019年2月20日
おそらく、製作者側もニーガンを意図的に意識したような気がしますね。
なぜなら、ジェフリー演じるアメリカ人は名前やバックグラウンドも不明です。
そうなると、観る側はこの人は一体どんな人なんだろう?名前はなんだろう?と考えますよね。
そこで、ウォーキング・デッドを観ていた人にとっては既視感でしかないんですよ。
ニーガンやんけ!と。
そうなれば、もうそのアメリカ人はニーガンとしてしか見れなくなるんですよ。
おまけですが、主人公の格好もなんだか既視感があるなーって思ってたら
ポケモンのサトシですね。
「ノーエスケープ 自由への国境」の主人公の帽子 ポケモンのサトシと一緒だよな。 pic.twitter.com/isMMPtGUwS
— やるのすけ@ブログ収益1000円越え! (@ashitakarayarun) 2019年2月20日
※以下ネタばれを含むのでスクロールの際はご注意ください。
犬なんてさっさとやっちゃえば良いのに
正直、この映画のキーとなる人物、、いや動物は犬ですよね。
あの犬さえいなければ、余裕でアメリカ人から逃れれてると思います。
びっくりしましたが、犬が人を殺めるシーンもありましたよね。
犬強すぎでしょうよ・・
ピットブルとか土佐犬みたいな犬じゃないんだから
人の手でなんとなりませんでしたかね?
最後に、焼夷弾で犬を打つシーンがありますが、あれはなかなかショッキング。
動物愛護団体の人間ではないのでワーワー言うつもりはないですが、団体の人が観たら問題作になるんじゃないですかね?
ぶっちゃけ観てる時は犬ざまあ!ってなりましたけど、冷静に考えると1番の責任は飼い主ですよね。
そのように育てた飼い主が悪い。犬には何も罪がない。
序盤に一気に登場人物片付けすぎ
序盤でメキシコ人一掃しすぎやろ!ってなりましたね。
この映画の全体としてみれば、最初に一掃しておくことで狩猟アメリカ人の恐ろしさを植え付けたいことは理解できたんですが、ちょっとやりすぎ感はありましたね。
20くらいいて、6人だけ残されて6人からは1人ずつやられていくかんじでしたが、
個人的には、20人いたとすれば、最初に10人、次に4人、そして一人ずつという風にしたらもっとよかったんじゃないかなーって思いました。
要はプチ残虐シーンを挟んで欲しかったってことです。
怪我した女をなぜ仕留めなかったのか?
終盤で車を盗んで走っている時に、女が撃たれますよね。
そこで怪我をした女と主人公は歩いて逃げますが、女の方は怪我により歩くことができなくなり、木陰で待機することに。
その間に主人公が別の場所で焼夷弾を撃ちアメリカ人の気を自分に向けますが、
その瞬間、アメリカ人と犬は女の居場所のもう10メートル以内でしたよね。
もう場所なんてわかりきったようなものなのに、「怪我をしているからほっといたら死ぬ」だろうと行って男を追いましたよね。
いやいや、ちょっと待てと。
ほっといたら死ぬやつ他にもいたでしょうよ。
崖から落ちた男もほっといたら死にましたよね?
そんな彼を目の前で撃ち抜いたサイコパシーな感情があるのなら、女も同様に怪我をしていても息の根は自分で仕留めるのが筋でしょうよ。って思いました。
アメリカ人のサイコパスな感情がぶれぶれなのが微妙でしたね。
日本に生まれてよかったと心底思えた
そもそもメキシコにいると命が危ないからアメリカに逃げるわけですよね。
でもアメリカに行くのも命がけ。
もう無理ですやん。生まれた場所を憎むしかないですよね。
僕はあまりメキシコの情勢について詳しくないですが、やっぱり世界にはいつ命を落としてもおかしくない治安の場所がたくさんあるってことですよね。
そう考えると日本はかなり恵まれていて幸せですよね。
ラストの遠くに見える光のシーンでは、おそらく光というのは警察?ではないでしょうか。
これは僕の憶測ですが、警察も怪しいですよ。
不法入国な訳ですから、相手は警察だからとはいえ命の危険があると思います。
いやー、本当に世界にはたくさんの闇がありますね。
まとめ
やるぶろ的評価は
星です。
正直、星3ですがの内容でしたが、ニーガン要素があったので+0.5ですね。
ウォーキング・デッドファンにとっては、マジでアツい作品になってるので、絶対に観るべきですよ。