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映画「祈りの幕が下りる時」若干ネタバレあり感想!鬱映画でびっくりした。

出典:https://eiga.com/movie/87354/gallery/


祈りの幕が下りる時を今更ながら鑑賞しました。

 

この映画、結構メンタルに来ますね・・・

 



※この記事の感想は核心に触れない程度のネタバレ有りレビューになります。まだ見ていない方はご注意ください。

作品情報、あらすじ

あらすじ

滋賀県に住む女性が東京都葛飾区で殺され、松宮(溝端淳平)ら警視庁捜査一課の刑事たちが担当するが、捜査は難航する。やがて捜査線上に女性演出家・浅居博美(松嶋菜々子)の存在が浮かび上がり、近くで発見された焼死体との関連を疑う松宮は、その遺品に日本橋を囲む12の橋の名が記されていることを発見する。そのことを知った加賀恭一郎(阿部寛)は心を乱し……。

出典:https://movies.yahoo.co.jp/movie/祈りの幕が下りる時/361110/story/

作品情報

監督 福澤克雄

キャスト 阿部寛、溝端淳平、松嶋菜々子など

若干のネタバレあり感想!

正直、僕はあまり邦画を好んで見る方では無いので、この作品に関してはまったく「知らなかった」というレベルでした。

おいおい!映画ソムリエのくせになんで見てないんだよ。って感じだと思いますが、本当に邦画に精通していないので分からなかった。

そして今回、なぜ見ることになったかというと、僕の彼女の勧めで見ることになりました。

正直、あまり見る前は乗り気ではなかったんですが、見る前の自分を殴りたい。

 

こんなに良い映画なんで見てなかったんだ・・・




普通に面白すぎました。

邦画の中ではかなり良い作品なんじゃないでしょうか?

サスペンス性が高い

出典:https://eiga.com/movie/87354/gallery/2/

普通にサスペンスのレベルが高いです。

そもそも原作がミステリー作家の東野圭吾と知った時点で「あ、察し」というかんじでした。

事件に関与する人物はそんなに多く無いにも関わらず、犯人が誰なのかわからない。

ダメなサスペンス映画は映画の途中で犯人がおおよそ見当がつくものなんですが、この作品は犯人が本当に見当がつかない。

上手くできていると感心しました。

登場人物は少ないですが、名前を変えていたりするトリックや、死体が焼死体だったりすることで被害者の全貌を掴みにくくする手法など。

ぼかし方がうますぎです。

結構難解なストーリーなので、話を少しでも逃せばわからなくなる可能性があります。

ただ、安心してください。

阿部寛が途中で一旦事件を整理するシーンが挟まれてて、ストーリーを整理する時間が設けてあります。

そのような振り返りのシーンがあることから、視聴者に対してすごく親切な映画だと思いましたね。

泣ける?鬱になる?

この作品は意外にも泣けるという意見が多いようですが、僕は泣けませんでした。

いや、泣ける要素は確かにあるんですよね。

トンネルでの父親と娘の別れのシーンなんて絶好の泣けるポイントだと思うんですが、僕はそれ以前に親子の状況があまりにも悲惨すぎて泣くというよりは鬱に近い感情になりました。

辛すぎて思考を止めたくなるような状況で、見ていて非常にストレスだった。(いい意味で)

結局ラストもバッドエンドだし、ネガティヴの極み!

泣くより落ち込みの方が強かったなあ。

祈りの幕が下りる時のここがダメだよ!

結局、かなり心動かされる映画だったし、普通に面白かったんですが、ちょっと個人的にダメだししたいポイントもいくつかありましたね。

演者の声が小さい

あのーよく邦画にありがちなやつで、僕が大嫌いなやつなんですけど。

演者の声が小さい。

邦画あるあるですよね。なんか雰囲気を作りたいのか知らないですが、ボソボソ喋ってて何言ってるかわからないやつです。

そのくせ、サビのシーンではめっちゃ音でかくするやつ!

びっくりするねん!こっちは声聞こえへんからテレビの音量上げてるのに・・

いいシーンでいきなり音戻されたら心臓に悪いです。

字幕をつけてほしいものです。

ギャグ要素は要らない




祈りの幕が下りる時って一言でマジで暗いんですよ。

究極な暗い映画です。そこにギャグ要素突っ込んでるんですよ。福澤さんは

この手の雰囲気の映画にギャグなんて一切いらないんですよ!

なんだろう。例えれば、硬派な俳優がバラエティ番組で旬なネタの芸人のモノマネして滑る感じに似てる。

ちなみに、今作のギャグシーンは3つ。

まず1つ目は、阿部寛が松嶋菜々子と数年ぶりに再会した時に帰り際に「やっぱ綺麗だな」ってつぶやくシーン。あれはいらない。

そして2つ目は、滋賀の老人ホームのスタッフのおばちゃんが関西感丸出しで喋るギャグ。

ギャグのつもりじゃないかもしれませんけど、キャラ濃すぎて映画にマッチしてなかった。

そして最後に、春風亭昇太

彼に関してはキャスティングがギャグでしょう。

これらのギャグ要素で「うわ、さむっ!」って毎回なるのがよくなかったですね。

まとめ

かなり面白い映画でしたね。

鬱要素もかなり高いし、サスペンス性も高い。

やるぶろ評価は

です!

やっぱ声が小さかったのは本当に残念だったな〜

 

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