この記事は、とりあえずJavaを勉強しているけど、このままJavaを勉強していて良いのか不安。
もしくは、何のプログラミング言語を学べば良いか悩んでいる方向けの記事です。
さて、ネットを漁るとこんなソースが出てくる事がちらほら。
「Javaの需要が無くなってきている。」
「人気がない。」
「レガシー言語。」
「求人ない。」
あのさあ・・誰から聞いたんですか??
結論から先に言っておきますが、Javaが国内で最も需要のある言語です。(2020年時点)
そして、今後も廃れることはないと思います。(これについては後ほど説明。)
こんなお悩み質問まで発生する始末。
まあ、悩むのはわかります。
私もはじめ、Javaを学習せずにこれから来る最もアツい言語”Python”から始めた訳ですよ。
でもさ、今思うと間違った取り組みだった訳です。
アツいと言われている言語にもかかわらず、求人数が全くもって少なかったのです。
なぜプログラミング言語を学習するか?それはITエンジニアになるためですよね。
求人数が少ない=需要がないってことです。
つまり、未経験エンジニアがPython学んだところで、狭き門をくぐれる訳がないって事です。
目次
Javaの需要が今後も続く理由
Javaは安定している
“Write once,Run anywhere.”
この言葉はJavaの特徴を意味する有名な言葉です。
意味は「一度書けば、どこでも動く」という意味です。
それは何を意味しているかというと、環境を選ばずどこでも実行できるという事です。
macでもwindowsでもLinuxでもJava virtual machineという仮想マシーンさえあれば、どこでも動くんです。
さらに、セキュリティに強かったり、処理速度が早かったりなど、そのほかにも様々なメリットがあるため、Javaが数多くの企業や公的間のシステムとして採用されています。
よって、Javaがここ十数年以上選ばれてきた信頼があるので、需要がなくなることは考えにくいと思います。
圧倒的求人数
Javaの需要は無くならないと言ってはみたものの、現実、何やかんや終わった言語やレガシー言語など散々な言われようのJavaです。
たしかに、Pythonだったり、Kotlin,Go言語などの便利で新しい言語が登場してきているのも事実。
しかし、現時点でそれらの言語を押さえてJavaの求人数の方が圧倒的に多いのも事実。
レバテックフリーランスさんよりフリーランス案件の求人数のソースを出してみました。
Javaの求人数
Pythonの求人数
Rubyの求人数
どうでしょうか?JavaはPythonやRubyと比較すると4倍もの求人数です。
つまり、これらの言語よりJavaを習得していれば、エンジニアに4倍就職出来るチャンスがあるという事です。
単価面では、よく見るとRubyやPythonの方が平均給与単価が高いですよね。
しかし、高い給料が欲しいから、PythonやRubyやるってなるのは間違いです。
エンジニア経験が長い人であれば良いですが、未経験がPythonやRubyの案件に入れる可能性はほぼ0%です。
情報系学部卒だったり、個人で凄いサービスを開発していたりなどの実績がないと無理です。
よって、未経験からエンジニアとして働くのであれば、Javaしかないです。
現場のリアルな声
私は現在、SESで客先派遣のエンジニアをしていますが、現場ではJavaのエンジニアが足りていない。喉から手が出るほど欲しい。とプロジェクトのリーダーや営業が言っています。
また、チャンスなことに、人材不足が加速しているため、採用する側は育てる方針にシフトしている傾向も受けて取れます。
Javaを積極的に学んでいるエンジニアは1〜2年の長期で一人前のJavaエンジニアとして育ててくれる案件もあったりします。
また、Javaと関係のない現場に参画したとしても、Javaが出来ることをアピールすれば、Javaの開発や運用に移動できるチャンスもあり得ます。
Android開発もできる
JavaはAndroidアプリの開発もできます。
最近は、Kotlinが出てきたので、アプリ開発はそっちにシフトして行っている印象ですが、一応、Javaでも出来ます。
私はあまりAndroid Javaに詳しくないので、気になる方はネットで検索してみてください。
やがてPythonに移り変わる
Java押しでここまで来ましたが、ぶっちゃけ個人的に将来的にPythonが言語の覇権を握ると考えています。
なぜなら、アメリカを見ればわかります。
アメリカではPythonがかなり普及しています。
今後普及するであろう、AI分野において強い言語だという点とシンプルな文法が移り変わっていく理由の1つかなと思います。
しかし、日本でPythonが普及するのは5年後、10年後先の話だと思います。
これを読んで、やっぱPythonやろう!ってのは個人的にお勧めしません。
なぜなら、エンジニアになるのであれば最速でなる必要があります。(キャリア的観点から見て)
さらに、世の中のシステムがpythonにとって変わるなら、既存のシステムから移行する作業が必要になります。
例えば、Java→Pythonにシステム移行するのであれば、Javaが出来る人が必要になってきますよね。
よって、世の中のシステムのほとんどがJavaである以上、Javaが完全に無くなってしまうまでは仕事はあります。
未経験はJavaを学ぼう
最速でエンジニアになりたいのであれば、Javaをやっておけば確実です。
しかし、自分がなりたいエンジニア像が各々あると思います。
webデザイナーになりたいだとか、フロントエンドをやりたい等であれば、Javaはしなくても良いです。
バックエンドをやりたいなら、Javaです。
正直、Javaあんまり好きじゃないけど、最速でエンジニアになりたいって人は
まずはJavaエンジニアとして開発のキャリアを積んだ後に、多言語での開発キャリアを始めると良いです。
”開発経験”というキャリアは言語関係なく、強いです。
需要のない言語を学習し続けて、開発経験が一向につかないよりは、手っ取り早くJavaで開発経験を得た方が良いかなと私は思っています。
自身で考えてエンジニアのキャリアを築き上げていきましょう!