出典:https://www.imdb.com/title/tt5884052/mediaviewer/rm3249301248
目次
ストーリー
ポケモンと人間が共存する世界の話。
探偵の父親を持つティムという青年は幼い時から父親と疎遠であった。
そんなある日、父と共に働いていたヨシダ警部補から「車事故により、父親が亡くなった」と連絡を受ける。
ティムは父親の遺品整理のため、ヨシダ警部補の元へ向かう。ヨシダ警部補から家の鍵を受け取り、亡き父親の家に向かった。
父の家で人間の言葉を話すピカチュウと遭遇!なんとピカチュウは亡き父親のポケモンパートナーだった!
ピカチュウは「相棒のハリー(ティムの父親)はまだ生きている!」と言い出す。
ティムは半信半疑だが、自分の父親が生きているかもしれないと信じ、ピカチュウと一緒に父親を捜索するのであった。
感想・レビュー!
出典:https://www.imdb.com/title/tt5884052/mediaviewer/rm3484182272
この映画が発表された時、久々にビッグタイトルが来た!というような気持ちになりました。
ポケモンは世代を超えて、人気のある作品。
もはや、ポケモンを知らない人は国内に1人もいないのではないでしょうか。
僕のおばあちゃんは90歳超えていますが、ポケモンのことを知っています。
そんな世代の人にも認知されてる作品です。
もはや、誰が観ても面白いというのは観る前からわかりますよね。
しかし、こういったアニメの実写化は大コケする可能性も高いのも事実。
実際、かつてドラゴンボールがハリウッド化されていましたが、驚き呆れるほどの”駄作”でした。
そんな不安もありつつ、実際に劇場に足を運んで観て来ました!
一言で感想を言うと・・・
ポケモンの実写化は大成功!!
めっちゃおもしろかったです!!
ポケモンがめっちゃリアル
出典:https://eiga.com/movie/90321/gallery/13/
ポケモンがかなりリアルに描かれていて、何の違和感もない!!
現実にポケモンがいたらこんな世界だろうなあ・・というのを忠実に描かれています。
特にリザードンを見たときは大興奮しました!!完全にドラゴンです!鱗まで表現されていて、現実にいたらこんなかんじなんだろうな!となります。
ピカチュウの毛のかんじもかなりリアル。
映像技術の発達した今だからこそ作れる作品ですよね。
全シリーズのポケモンが登場
ポケモンは世代を超えて認知されていると先ほど言いましたが、実はポケモンの中で世代ごとに認知が分かれる点もあるんですよ。
ポケモンって歴史が長いじゃないですか。シリーズもたくさんありますよね。
初期は緑赤青、最近のやつだとソードシールド。
僕の世代だとルビーサファイア、ダイヤモンドパールですよ。
それぞれ出てくるポケモンが全然違うんですよね。
だから、新しいポケモンは知らないよ!って人結構多いんじゃないでしょうか?
逆に古いポケモン知らないよ!っていう若い世代もいるんじゃないでしょうか?
そんなポケモン内で起きる世代の認知度の違いを起こさないように、全シリーズのポケモンがバランスよく登場します!
ターゲットをポケモンをしっている全ての層に向けて作られている点は、この映画が大ヒットする1つの要素だと思いました。
アメリカ人向けだったことに残念
少しこの映画で残念だったのはアメリカ人向けに作られていた点ですね。
例えば、ピカチュウが道で意欲を喪失しながら、1人で歌っていた曲はアメリカ版ポケモンのテーマソングでした。
正直、初めて聴いた歌だったので「?」となりました。
製作国がアメリカなので、アメリカ人よりに作られているのも仕方ないか・・
探偵モノなのにミステリー性は低い
映画のタイトルに「探偵」とついているにも関わらず、ミステリー性はかなり低いです。笑
この点に関しては、多くの映画評論家、レビュアーの方たちが口を揃えて言及しています。
オチもSF感強くて推理ものとしては現実味がなく、納得のいかないラスト。
もっと推理性の高いストーリーだったら、この映画はかなり評価の高い作品になったんじゃないかなっておもいます。
子供向けの作品だから、難しいミステリー要素をなくした説も考えられますが、それにしてもひどすぎでしたね。
せめて、名探偵コナン程度のサスペンス性は欲しかったですね。
ざっくりネタバレストーリー
起・父親の死〜話すピカチュウとの出会い
ティムの父親が交通事故で亡くなる。ティムは父の遺品整理のため、父親の同僚であったヨシダ警部補から家の鍵を受け取る。父の家に入ると、1匹の喋るピカチュウと出会う。
ピカチュウはティムの父親は生きていると主張し出す。しかし、ピカチュウは過去の記憶をなぜか失っている。
父親のマンションに待ち伏せしていた新米の女記者に「あなたの父親は何か怪しい者と関わっていた」と告げられる。
承・Rのガスと父親の関係?ミュウツーの謎
Rというポケモンを凶暴化させるガスが存在した。そのガスが父親の部屋に置いてあった。父親はRと何らかの関係があることが予想された。
ある日、ティムとピカチュウは謎の女と出会う。そして、ハワードという男の元へ招待される。
ハワードという男はRの存在をかつて調査しており、その調査依頼をティムの父親にしていたというのだ。
そこでティムはハワードに父の事故当時の映像を見せられる。なんと、そこに写っていたのはミュウツーだった。
ミュウツーが父親を殺す映像だったのである。
よって、父親がRと関わっていたことが判明。その後、新米女記者のルーシーがRの出どころを発見する。
Rの出どころはポケモン遺伝子研究所だった。その施設は最強のポケモンミュウツーの研究を行なっている施設であった。
転・ピカチュウの裏切りとミュウツー
ティムとルーシーとピカチュウたちはポケモン遺伝子研究所に足を走らせた。
その研究所の過去のカメラのデータを見ると、何とピカチュウがミュウツーを逃していたのである。
ピカチュウがミュウツーを逃した結果、父親は殺された。よって、ピカチュウは父親を裏切ったこととなるのである。
そんな事実が判明した矢先に、ゲッコウガの群れに襲われる。ティムたちは急いで研究所から脱出するが、
研究所の建っている森だと思っていた場所が実はドダイトスの背中であったため、天変地異が起きる。
ティムたちは落ちる木や割れる地面から必死に逃れるが、ピカチュウに岩が当たって、瀕死の状態になる。
瀕死の状態のピカチュウを助けようと誰か探していると、フシギダネの群れに出会う。フシギダネたちはピカチュウを治してくれる人がいるところへ連れて行ってくれた。そこにいたのはミュウツーだった。
ミュウツーはピカチュウを治してくれたが、その瞬間にミュウツーはサングラスの男によって連れ去られてしまうのである。
結・黒幕はハワード〜ピカチュウの正体
ティムはミュウツーが誰かに連れ去られたことをハワードに伝えに行くと、ハワードがミュウツーを捕獲していた。
実はハワードがミュウツーを捕らえたのであった。
その目的は意識をミュウツーの中に移し、人間とポケモンを一体化させることだった。
ミュウツーの中に入り込んだハワードは、Rと特殊なパワーを使い、街中の人間とポケモンを一体化させていった。
そこでピカチュウとティムはハワードの意思を持ったミュウツーに立ち向かい、バトルをする。
見事にピカチュウはハワードに勝利。
そして、自らの意識を戻したミュウツーによって、衝撃の真実を打ち明けられる。
なんと、ティムの父親はミュウツーに殺されたのではなく、ゲッコウガによって殺されたのであった。
父親とピカチュウはミュウツーを助け出そうとして、わざとミュウツーを脱出させた。
事故にあった父親を助けたいという気持ちから、ミュウツーは父親の体を預かり、父親の意識をピカチュウに移したのである。
よって、ピカチュウはティムの父親だった!